2005年11月28日
(船舶の絵葉書:7) スーパースター・ヴァーゴ

いままで、クルーズ船は「クリスタル・シンフォニー」「クィーン・エリザベス2」「飛鳥」「ぱしふぃっくびいなす」のようにワード氏のランキングによると5スター、あるいは4スター+の船に乗ることが多かった。
カリブ海で決まったコースを巡航しているメガシップには乗ったことはない。
しかし昨今アジアを拠点とするスタークルーズが急速な進展を遂げ、あのNCLを傘下におさめて世界のクルーズ界の大手になった。
香港に行ってもシンガポールに行ってもスタークルーズの船を何隻か目にするようになっている。
船の要目やサービスをガイドブックで見ても、その会社や船の特徴や評価ポイントは判らない。
それで機会があれば一度乗ってみようと思っていた。
昨年のスマトラ沖大地震で、ペナンやプーケットが大きな被害を受けたがその前の9月初旬にシンガポール発着でペナンとプーケットに寄港する「スーパースター・ヴァーゴ」に乗船した。
総トン数は75000トン、就航は1999年、旅客定員は約2000名、船籍はパナマである。
2001年に乗船したP&Oの「オーロラ」は総トン数76000トン、就航が2000年、旅客定員が約1900名であるから比較の対象として好都合である。
ワード氏の総合評価スコアは両船ともに4スターである。
スタークルーズはシンガポール・香港を拠点に売り上げを順調に伸ばし、日本にも何度か定期クルーズを試みたが撤退している。
東南アジアで成功したのは何故か、また日本ではなぜ伸び悩んだのかが判るかもしれないと思って乗ってみたのである。
普通クルーズ船の食事は料金に含まれているが、スタークルーズではカフェテリアのような食事は勿論追加料金は不要であるが、和食(鉄板焼き・寿司)・中華・フレンチ・イタリアンなど各種レストランがあり、追加料金を払えば利用できるようになっている。
ステージも有料のものがある。
このようにしてタリフの価格を抑えているのがスターシステムの特徴の一つである。
それにしてもシンガポールの乗船客は子連れの華僑・印僑が多かった。
食事をしていてもテーブルの下を這い回ったり、犬のように床に背中を擦りつけたりしていた。
船の評価は設備やサービスではなく客層であるとつくづく感じたクルーズであった。
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