2007年01月30日

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(飛行船:228) ツェッペリンアルバム(写真:第107回) 写真166〜170 −日本訪問−

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[166枚目:荻の浜]

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[167枚目:日本の山並み]

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[168枚目:日本の漁村]

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[169枚目:日本の海岸]

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[170枚目:霞ヶ浦の格納庫]

8月19日の朝、6時半に「グラーフ・ツェッペリン」は積丹半島西端の神威岬をかすめ、寿都のあたりで渡島半島を横切って内浦湾に出た。

そこから海上を南東に下り10時5分に尻屋崎を通過し、三陸沖を南下して午後0時10分に釜石沖で東京朝日新聞の取材機に撮影され、その写真が当日の夕刊に大きく掲載された。

午後1時20分に金華山のある牡鹿半島の先端を通過している。

一番上の写真はここで撮られたものと思われる。
アルバムの写真注釈にはオギノハマと書かれているが、ブイヤント航空懇談会の堀内氏の調査によると写っているのは半島先端南の網地島であるという(ブイヤント航空懇談会機関誌「ブイヤント航空」:Vol.33,no.1(2005年12月))。

このあと、沿岸沿いに南下して午後3時24分に茨城県高萩市沖を通り、霞ヶ浦上空を午後4時10分頃通過して東京上空に向かった。

2枚目以降の4枚の写真は、時間経過に従って符番されているとすると三陸から関東にかけての海岸線ということになる。
堀内氏の『西暦1929年8月 「日本を飛んだツェッペリン伯号」』の続報が楽しみである。

なお、霞ヶ浦の格納庫は第一次大戦の賠償として譲渡され霞ヶ浦海軍航空隊に再建されたもので、「グラーフ・ツェッペリン」の世界周航に先立ってドイツから事前に調査に来訪している。

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