« 残存艦艇の戦後活動とその帰趨(3:中華民国に移籍された艦艇) | メイン | 残存艦艇の戦後活動とその帰趨(App3:WEYER'S FLOTTENTASCHENBUCH 1960) »

残存艦艇の戦後活動とその帰趨(App2:WEYER'S FLOTTENTASCHENBUCH 1960)

China_1.jpg

ここに、ヴァイヤー(西ドイツ)のポケット版海軍年鑑(1960年)がある。

同書では、アルバニア、アルゼンチン、エチオピア、ベルギー、ブラジル、ビルマ、カンボジア、チリ、コロンビア、英国連邦、キューバ、デンマーク、ドイツ(東/西)、ドミニカ、エクアドル、フィンランド、フランス、ラオス、ギリシャ、グァテマラ、インドネシア、ハイチ、イラク、イラン、アイルランド、アイスランド、イスラエル、イタリア、日本、ユーゴースラビア、朝鮮(南/北)、メキシコ、オランダ、レバノン、リベリア、ノルウェー、パラグアイ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スェーデン、スイス、スペイン、タイ、チェコスロバキア、トルコ、チュニジア、ハンガリー、ウルグアイ、アメリカ合衆国、ソ連、ベネズエラ、アラブ連合、ベトナムとともに中国の艦艇が掲載されているが、一国の記載のなかで国民政府側と中共側に書き分けられている。

中国の艦艇には、アメリカから供与された駆逐艦なども僅かに含まれるが、大部分は旧日本海軍の艦艇を戦時賠償により取得したものである。
中には旧日本海軍の同型海防艦が国共両側に分かれているものもある。

中国は戦後に、国民政府軍と中国共産党軍が勢力争いを続けた結果、今日の状況になったことはこれらの史実からも明らかである。

当時、台湾は日本の一部であり、NHKの言うような日台戦争など存在しなかったし、中国共産党軍と日本が宣戦布告を交わした事実もない。


About

2011年11月03日 10:33に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「残存艦艇の戦後活動とその帰趨(3:中華民国に移籍された艦艇)」です。

次の投稿は「残存艦艇の戦後活動とその帰趨(App3:WEYER'S FLOTTENTASCHENBUCH 1960)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。