2005年11月11日

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(船舶の絵葉書:2) 小笠原の飛鳥

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私の絵葉書のコレクションのなかでは「飛鳥」が一番多いと思う。
枚数では200枚、種類でも80〜90種程度はあるのではないだろうか。

初めて乗ったのは1993年に会社から永年勤続のご褒美に夫婦旅行をプレゼントして貰ってベランダ付きのキャビンで神戸から佐世保まで2泊3日の短いクルーズだった。
やみつきになり3ヶ月後に家族でクリスマス・ワンナイト、さらに3ヶ月後に6泊7日の小笠原クルーズに乗船した。
それ以来、乗船すること十数回、40泊くらいにはなる。

その飛鳥も外国に行くことになったので、今年はクリスマス・ワンナイト・クルーズに乗ることにしている。

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絵葉書を選ぶのは難しいが、あえて選ぶとすれば小笠原父島の大村湾に係留しているものであろう。
ここ二見港は英語では Port Lloyd と言うそうである。

湾入口の烏帽子岩が大村湾の目印である。
ウェザーステーション・三日月山展望台からは春先に鯨の親子を見ることも出来る。

手前の境浦に座礁したまま錆びているのは「濱江丸」である。

下の絵葉書は大村海岸から飛鳥を望んだものである。

デイゴの花とタコノキがいかにも小笠原らしい。

この絵葉書は2枚とも入り船に係船しているが、船長によっては船を回して出船に係船することがある。

1998年に「飛鳥」で来たときには出船に繋いでいた。
そのときは係留ブイが引かれて傾き、乗っていた甲板部員が海に飛び込むほど風が強かった。
チャーターした漁船で乗客を上陸させていたときに、索が切れて船はそのまま島影に退避した。
このときは船長の状況判断による読みが的中したのである。

普通、商船は入り船で係船し、出港の時に回頭することが多いが、艦艇や消防艇・コーストガードの舟艇などは緊急出動に備えて出船に係船する。

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絵葉書のコレクションと言えば、先日大西洋に浮かぶマディラのフンシャールから電子メールを受信した。

モロッコの西に浮かぶマディラ諸島の主島である。
スペイン領のカナリア諸島よりやや北に位置するマディラはポルトガル領である。

メールの主は、船の絵葉書を集めていて日本の船の絵葉書と交換して欲しいと言ってきたのである。

そのうち、希望を聞いてみようと思っている。

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