2005年11月27日

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(生い立ちの記:28)波浪外力解明のための実船試験(10)

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10万tを越える鉱石を積み込む間、エージェントの車でモサメデスの街に行った。
それぞれの家はパステルカラーで化粧したきれいな街であった。

車で街を一回りして貰ったが、野外劇場もあり夜映画が上映されるということであった。
駅前には黒塗りのタクシーが約10台待機していたが、その半数がベンツで残り半分はセドリックであった。
街を走る車にはフロントにガードを取り付けたものもいた。
家畜や野獣と衝突するのであろうか?
国内で見るよりM社の車が多かった。
オレンジのような塗装のファストバック車も見かけた。

郵便局に行って記念切手を20種類くらい貰った。
観光ホテルで食事をしたが街には靴磨きのボーイがうるさくつきまとって困った。
市場にも行ってみた。

白人のローティーンの子供達は人なつこくて可愛かった。
それで帰船後次席さんに誘われて、プレゼントをもって昼間逢った子供達のところへ行ったら、2〜30人の子供が寄ってきた。
子供のお母さんが家に入れと勧めてくれたが気持ちだけ頂いて辞退して本船に戻った。
子供達はいつまでも手を振ってくれた。

明くる日は、無謀にもアフリカ大陸を徒歩で街に向かった。
しかも、相棒の計測員と2人だけである。
現地人の部落の近くで小さな子供がいたので写真を撮っていたら母親が血相を変えて走って来たので荒れ地を走って逃げた。
通りかかったフィアットを止めて街まで乗せて貰った。
可哀相な子供達は母親の膝の上で窮屈そうにしていた。

また、一人で街を歩き回った。
赤い花の咲く公園には大きな鸚鵡も居た。
箱庭のようにきれいな街だった。

その後、独立して内戦が続いていたが街の名前も変わった。
あのころの子供達は何処でどうしているのだろう?

写真は最初に乗組員と一緒に街に行ったときにNキャプテンと街で撮った記念写真である。


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