2006年04月11日

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ローストビーフ ヨークシャープディング添え

RoastBeef.jpg

今日ブログに掲載した「ドイツ語による自己紹介」のなかで好きな食べ物に、ヨークシャプディング添えのローストビーフを挙げた。

無論嫌いなわけではないが頻繁に食べているわけでもない。

受講生全員が課題として自己紹介をするので他の人と重ならないように取りあげたものである。

ドイツ語で、冷や奴とか拉麺を取りあげても仕方がないので思いだしたものを挙げたものである。

ところが質問が出た。
プディングと言うから日本語で言うところのプリンのようなものと思った人が居たかも知れない。

それで柴田書店から1990年に発行された「クイーンエリザベス2世号の豪華な食卓」(ルドルフ・ソダミン著:樋口容視子訳)から表記料理の写真を転載したものである。

著者はキュナード社のフード部門のアシスタント・バイスプレジデントであり、統括シェフとしてキュナード全船の食事の責任者である。

ちょっと長くなるがレシピを転載する。
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(ローストビーフ 野菜、ヨークシャプディング添え)
 あらかじめオーブンを220℃に熱しておく。肉の脂身を切り落とす。肉の上部に1cmの切り目をいくつか入れる。塩、コショウで味付けをする。必要に応じて肉を糸でしばる。大きめのフライパンに油を熱し、肉のまわり全体をカリッと色よく焼く。オーブン用の浅い焼き皿に肉を移し、オーブンに入れる。レアに仕上げるには、1kgあたり25分とみて、肉用温度計では内部が50〜60℃となる。時々ビーフ・ストックをかけながら焼く。(全部で1/2カップのビーフ・ストックをかける。)
 にんじんとかぶの皮をむき、細切りにする(長さ3cm、幅5mm)。いんげん、グリンピースとともに固さが残るようにゆでる。水をきって塩、コショウし、きざみパセリをふりかける。さめないようにしておく。
 ローストが出来上がったらオーブンから取り出し、糸を使った場合はほどき、バターを溶かして肉にぬる。肉をさめないようにしておく。15分おいてから切りはじめる。受け皿に残った肉汁の脂を取り除き、ビーフ・ストック1カップを入れる。火にかけ、底をこそげ取るように混ぜながら煮立てる。青粒コショウを入れ、半量になるまで煮つめる。味をみてととのえる。
 肉を切り大皿に並べる。ゆで野菜とクレソンを飾る。肉汁は、別にグレービー用の容器に入れて出し、取り分ける。ヨークシャープディングを添える。

(ヨークシャープディング)
 あらかじめオーブンを230℃に熱する。サラダ油または脂油をプディング型4つに分け入れ、オーブンの中で熱する。小麦粉と塩をふるいにかける。卵、牛乳の半量をいれて混ぜ、固めの生地を作る。しばらくおいてから、残りの牛乳を混ぜ入れる。あらかじめ熱しておいた型に生地を入れ、15〜20分間かけて、ふくらんで表面がキツネ色になるまで焼く。

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「クィーン・エリザベス2」のクィーンズグリルではキャビアが旨かった。
キャビアは金属のスプーンではなく白蝶貝から削りだしたスプーンで扱っていた。

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