2007年03月30日

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(飛行船:288) ツェッペリンアルバム(写真:第166回) 写真255 −ハンブルク港−

Bild255.jpg
[255枚目:ハンブルク港]

ハンブルクはヨーロッパでも荷揚げ量1、2を争う大貿易港である。

エルベ川をクックスハーフェンから56浬、5時間も遡ったところ、アルスター・ビルレの2支流が合流する地点に港が開かれたのは1000年以上前のことだと言われている。
河岸だけでは足らず、掘り割りや運河がモザイクのように入り組んでおり、港湾鉄道の総延長は450km、荷役用の固定クレーンは900基と言われる。

50年前に創刊され、現在も発行されている「世界の艦船」(2007年5月号は通巻674号)という雑誌が書斎にそろってるが、その創刊号に世界港めぐりの第1回としてハンブルクが取りあげられていた。

繋船堀の一つ一つに「カイザー・ウィルヘルム・ハーフェン」「オーデルハーフェン」「エラーホルツハーフェン」「ロスハーフェン」など固有名詞がついており、狭い港湾なので振れ廻りによる事故を防ぐ無数の繋船杭が設けられているが、この杭に電話線が引かれていると紹介していた。

この写真にも水面に多数の繋船杭が見える。

ドイツ第2の大都会に、教会の尖塔、荷役クレーン、商船のマストが林立する様を想像するだけでも圧倒されそうである。

ハンブルクは第2次世界大戦では連合軍の猛爆で壊滅的被害を受けた街でもある。

絨毯爆撃という言葉はハンブルク爆撃を契機に一般に使われるようになった。


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