2007年06月19日

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「クィーンエリザベス2」がドバイでホテルに

QE2_Hongkong.jpg
(九龍に接岸中のクィーンエリザベス2:2003年3月撮)

PalmJumeirah.jpg
(パームジュメイラ:ドバイの雑誌から転載)

今朝の地方紙で、キュナードの「クィーンエリザベス2」がドバイに売船されたと報じられていた。

乗った回数は少なかったが、ライナー全盛時代を思わせる、客船らしい客船であった。

香港から乗船したときは、船側からの指定でクィーンズグリルを指定されたが、調度もメニューもサービスも素晴らしかった。

キャビンもデッキによっては迷路のような通路を通って、真鍮の鍵を差し込んで開けるドアも、広いクローゼットも往時を偲ばせるものがあった。

新しく建造された「クィーンメリー2」も「クィーンビクトリア」もさほど興味は湧かない。

ドレスコードも航行日はフォーマルで、ダンスタイムになると昼間猫背で歩いていた高齢のご婦人が背筋を伸ばして颯爽としていたのを想い出している。

ドバイでは巨大リゾート人工島、パーム・ジュメイラに繋がれてホテルに使われるそうである。

ドバイは4月と5月に飛行機の乗り継ぎで立ち寄っただけであるが、大規模な人工島を造って観光立国を目指している。

石油が枯渇したあとは観光で生き延びることにしたようである。

平穏な内水面に繋がれたままでは魅力も半減するので、女王がどのくらい頑張るか遠くから見守っていたいものである。


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