2008年07月02日

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ツェッペリン硬式飛行船初飛行

LZ1_painting.jpg

今日はボーデン湖でツェッペリン伯爵が、その最初の硬式飛行船「LZ1」を浮揚させた記念日である。

「LZ1」は1900年に3回の飛行を行ったあと解体され、2隻目の「LZ2」は浮揚したものの、アルゴイのキスレグまで漂流してうまく着陸はしたが強風で破壊されてしまった。
そのエンジンなどを流用して造られた「LZ3」は「ZⅠ」として陸軍に採用され、1913年に解体されるまで存続したが、成功作と見なされた「LZ4」は評価試験飛行の途中でエヒターディンゲンで炎上して、ツェッペリンはもうお終いかと思われた。

ところがドイツ全国から寄せられた寄付金は6百万マルクを超え、この資金で伯爵はツェッペリン飛行船製造社と、運航会社DELAGを設立することが出来たのである。

ツェッペリン伯爵の偉大なところは、フーゴー・エッケナー博士、ルートヴィヒ・デューア博士、アルフレッド・コルスマン、カール・マイバッハなどの人材を発掘し、それぞれにその能力を発揮できるようにしたことであろう。

今でもボーデン湖畔のフリードリッヒスハーフェンではフェルディナンド・ツェッペリン伯爵の生誕記念式典が行われているという。

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