2008年09月12日

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原書を読む楽しみ

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原書を読むのは楽しい。

英語は国際語であるから読み書きすることはあるが、ドイツ語は大学の教養課程で1、2年習っただけで数十年ご無沙汰であった。

3年前、街の文化センターで「はじめてのドイツ語」という新講座の案内があったので寄せて貰ったが、まったく初めてのようなものであった。

その頃ドイツの出版物は船舶のきれいな写真やイラスト眺める程度であった。

英語にはない人称格変化や名詞には男性/女性のほか中性もあり、載っているテキストそのまま引こうにも辞書には原型で載っているし、早々と投げ出していた。

「はじめてのドイツ語」に通っても自覚できるほどの進展はなかった。

しかし「継続は力なり」ということわざを頼りに途切れ途切れながら眺めていると、最近少しずつ理解することが出来るようになった気がする。

まだまだであるが、それでもエッケナー博士の著書は文の長さもさることながら構文が単純でなく読むのに骨が折れるが、ザムト船長の著書は原稿がテープ起こしのためか読みやすく、フォン・シラー船長の著書も一文が短いので何とかなりそうな記がしてきた。

有名な研究者達の文章も、人によって読みやすいのとそうでないものがあることが少し判ってきた気がする。

しかし、手書きの文字はまだ歯が立たず、ドイツ文字と言われたフラクトゥールはまだまだ時間が掛かる。

だが、辞書の引き方も少しは慣れてきたと思うし、原書を読むのが楽しくなってきたと思うのである。


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