2008年09月15日

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ふたたび雨読

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今日も雨、また雨読である。

今日は清水幾太郎の「論文の書き方」(岩波新書)を少し読んでみた。

学生に論文の書き方を始動するときには自分が学術論文を書くときに持っていた本を読ませたりしていたので、理系の論文を書くための文献が多かった。

清水幾太郎は初めてであったが、詰まるところ自分の考えたことを人に読んで貰うという点では変わりはない。

しかし版も変えずに87刷というのはさすがである。

短文から始めよう
誰かの真似をしよう
「が」を警戒しよう
日本語を外国語として取り扱おう
「あるがままに」書くことはやめよう
・・・・・

という各章の見出しもさることながら、文語体から口語体への過程がよく判る名著である。


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