2009年01月03日

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飛行船四方山話(59): 戦前のDELAG飛行船

DelagPoster1.jpg

戦前、DELAGは遊覧飛行を行っていた。

[区分] 運航・DELAG
[級]  中級

[問題]
戦前のDELAGでは、「LZ6(固有船名なし)」、「LZ7:Deutschland」、「LZ8:DeutschlandⅡ」、「LZ10:Schwaben」、「LZ11:Viktoria Luise」、「LZ13:Hansa」、「LZ17:Sachsen」と多くの飛行船で遊覧飛行を行い、乗務員の養成をしていました。
一番飛行回数が多く、一番沢山乗客を乗せて飛んでいたのはどれでしょうか?

 1. Schwaben
 2. Viktoria Luise
 3. Hansa
 4. Sachsen

[答] 2

[解説]
DELAGが最初に運航した「LZ6」は34回で66時間飛行し、有料の乗船客726人を乗せています。
「LZ7:Deutschland」は10日間で7回、時間にして20時間半飛行して破損しましたが、その間に乗せた乗客は142人です。
後継船「LZ8:DeutschlandⅡ」も22回で47時間飛行して着陸に失敗し解体されました。その間に乗せた乗客は129人です。
「LZ10:Schwaben」は218回で479時間半飛行し、1553人の乗客を乗せています。
「LZ11:Viktoria Luise」は489回の飛行で981時間余り飛んでいます。その間に乗せた乗客も最も多く2995人に上っています。
「LZ13:Hansa」は399回の飛行で840時間以上飛んでおり、乗客は2187人乗せています。
「LZ17:Sachsen」は419回、741時間飛行し、乗客2465人を乗せています。
ちなみに「LZ11:Viktoria Luise」は第一次大戦が始まると、陸軍と海軍の練習飛行船として多くの搭乗員養成にあたりました。

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