2009年01月26日

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飛行船四方山話(82): ヒンデンブルクの航行記録(1)

LZ129stamp75.jpg

北米往復の飛行時間・・。

[区分] 運航・飛行時間
[難易度]中級

[問題]
「ヒンデンブルク」は37回も大西洋を横断していますが、北米航路でレークハーストからフランクフルトまで最短飛行時間はどのくらいだったのでしょうか?

 1. 35時間50分
 2. 42時間52分
 3. 49時間54分
 4. 56時間56分

[答] 2

[解説]
「ヒンデンブルク」東航の最短時間は1936年8月10日にレークハーストを発った1936年第6回北米飛行の復航で達成した42時間52分です。
このときはアメリカで9時間の無着陸西部飛行を行っています。

北米航路はほぼ東西になるので偏西風のため、東航は西航に較べて短時間で航行出来ました。
しかし、偏西風も年や季節により異なるので「グラーフ・ツェッペリン」の世界一周の際は1929年8月8日にレークハーストを発ってフリードリッヒスハーフェンまで55時間19分で飛んでいますが、9月1日に最終行程で同じ区間を飛んだときには67時間31分要しています。
「ヒンデンブルク」西航の最短時間は52時間29分で、第4回北米飛行の往航で6月30日にフランクフルトを出港して7月2日にレークハーストに到着しています。

ちなみに東航の最長飛行時間は61時間5分(第3回北米飛行の復航)で、西航の最長飛行時間は78時間30分(第2回の往航)でした。

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