2009年09月15日

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「台湾の歴史」

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昨日、一昨日と「図説 台湾の歴史」を通読した。
著者は台湾大学で学士/修士号を、イェール大学(USA)で博士号をとり、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)で教鞭をとった後台湾に戻り中央研究院台湾史研究所教授を経た国立台湾大学歴史学科の周教授である。

監訳者は大阪大学名誉教授で台湾の国立大学教授の濱島敦俊氏である。
氏のあとがきによれば、1997年に台湾史研究所から「台湾歴史図説」として発行され数ヶ月で売り切れてしまい、翌年聯経出版公司から第2版が出版されたそうである。
2007年1月現在、累計8万6千部が売れ初版3千部を加えると9万部近くになり、学術的な書籍としては台湾でベストセラーとなり、2007年に日本語版が出版された。

この日本語版で特筆すべきは「2・28事件」など未だに未解明の戦後史が追記されたことである。

一気に読んでしまった。

世界中どこでも、歴史上様々なことが起きた。
それを一部のみ誇張したり、体制や為政者の都合の悪いところを削除したり捏造したりしてはいけない。
また、何処かの国のように自虐的な歴史教育も決して良い未来にはつながらない。

つくづく 教育の重要性を感じる今日この頃である。

日教組のボスが、教員資格制度の見直しを廃止すると公言している。
短期政権だからといって、やりたい放題にやらせるわけには行かない。


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