2009年09月17日

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北ドイツロイドの客船「コルンブス」

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北ドイツロイドは第一次大戦後、客船「コルンブス」をニューヨーク航路に就航させた。
第一次大戦前に建造を開始され、開戦により船台上で未成の状態であったが、終戦後イギリスがその工事の続行を認め、1923年に総トン数32354トンの客船として竣工したものである。

アメリカ人好みに仕上げられた内装が好評で、北ドイツロイドは1926年に「コルンブス」の僚船2隻の建造に着手した。

起工時には3万5千トン級であったが、間もなく5万トン型に変更された。
それが「オイローパ」と「ブレーメン」であった。

キュナードの「モーレタニア」が保持していたブルーリボンを奪還しようと大型船を持つことを決断したのである。

大きさも速度も違う3隻をトリオで運航することになり、あたかも同型船のようなポスターが作られた。

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下のポスターをよく見ると全通甲板を揃えて描かれているが「コルンブス」はやや小さく、上部構造前端も「ブレーメン」、「オイローパ」が曲面なのに「コルンブス」は箱形になっている。

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のちに「コルンブス」は「ブレーメン」、「オイローパ」に似せて煙突も太く短いものに変更した。
一見、よく似た船容に改装された。


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