2009年09月13日

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DVD「戦艦シュペー号の最後:The Battle of the River Plate」

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申し込んでいた映画のDVDが届いた。

邦題「戦艦シュペー号の最後」(原題:The Battle of the River Plate)である。
日本で公開されたのは50年以上前のことである。

あの上半身裸の男が大きな銅鑼を叩くランク・オルガニゼーションの懐かしい画面を見ただけで懐かしさがこみ上げてきた。

第二次大戦の初頭、インド洋・南大西洋で通商破壊戦を行っていたドイツのポケット戦艦「グラーフ・シュペー」が、捜索していたイギリス海軍の巡洋艦3隻と交戦し、中立国ウルグアイのモンテヴィデオ港に入港したラプラタ沖海戦の実話に基づく映画である。

特筆すべきは、重巡エクゼーター、カンバーランド、軽巡エイジャクス、アキリースには現役の英連邦海軍巡洋艦が使われていることである。
この海戦で被害を受けてフォークランドに待避した重巡エクゼーターは、その後スラバヤ沖海戦で日本海軍に沈められたが、他艦も英連邦各国に移籍したり廃艦になったりしているので、インド海軍やニュージーランド海軍の同型艦や準同型艦が出演している。
これはマウントバッテン卿のお陰であると言われている。

主役にあたる独装甲艦「グラーフ・シュペー」は沈んでしまっているので(最近、引き揚げられたが)ロイヤル・ネイビーとは雰囲気の違う合衆国海軍のセイラム(CA139)が演じている。
3連装主砲が3基あるのは気になるが実艦なのでハリボテや模型にない雰囲気を出している。

グラーフ・シュペー艦長のハンス・ラングズドルフは名優ピーター・フィンチが演じている。

古いフィルムからディジタル技術で修正されたもので、修正前後の見較べも出来る。

なかなか良いDVDだと喜んでいる。

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