2010年02月07日

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客船「ブレーメン」の2,3等船室

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「ブレーメン」2等船室

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「ブレーメン」3等船室

北ドイツロイドが就航させた客船「ブレーメン」、「オイローパ」の内装についてダイニングルーム、喫煙室、ボールルームなど公室は紹介されることがあるが、乗客用キャビン、特に2等・3等船室はあまり見ることがない。

最近実施されるようになった「SHIP検定」に関して『公式読本・客船編』が発行されているが、そのなかで『移民など貧しい庶民層は船倉に近い限られたスペースに詰め込まれていた。「ブレーメン」や「レックス」など5万総トン級の客船は四〇〇〇人以上を収容したが、最も多かったのは庶民層の三等船客だった。しかし、アメリカが移民制限を行うようになり、以前のように大量に移住ができなくなったため、劣悪な三等船室は姿を消していった。』と見てきたような嘘が記載されている。

「ブレーメン」の場合、乗客定員が一番多かったのは1等で811名、2等は500名、3等が617名で、2等と3等のあいだにツーリストクラスが設けられており、その定員は300名であった。およそ1000人の乗務員に対して乗客定員は2228名であった。

上の写真が2等船室、その下に3等船室を表示している。

2等、3等用のプロムナードデッキも喫煙室も、婦人談話室も用意されていた。

EuropaAcc_1a.jpg

これは姉妹船「オイローパ」の2等船客区画のアコモデーションプランの一部であるが、それぞれのキャビンの洗面台のほか、共通スペースに男女別のトイレのほかに数室に1個所の割合で、シャワールームもバスルームも用意されていた。

3等キャビンは2〜4人用キャビンが標準となっており、子供連れ用に2+1というキャビンもあった。

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