2011年08月26日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***

ニッポン号世界一周大飛行に出発

Nippongoh_1.jpg

1939年8月26日、毎日新聞の「ニッポン号」は世界一周大飛行に羽田を離陸した。
朝日新聞の「神風号」が東京・ロンドン間を94時間17分56秒(実飛行時間:51時間19分23秒)で翔破したことに対抗して双発の「ニッポン号」で札幌に着陸し、そこからアラスカのノーム、カナダ、合衆国に入り、ワシントンから南米大陸、アフリカ、ヨーロッパ、中東、インドをまわって10月20日に羽田飛行場に帰還した。

乗り込んだのは
親善使節:大原武夫(毎日新聞航空部長)
機長:中尾純利(満州航空)
副操縦士:吉田重雄(毎日航空部)
機関士:下川一(毎日航空部)
技術員:佐伯弘(三菱航空機)
通信士:佐藤信貞(満州航空)
通信士兼機関士:八百川長作(毎日航空部)
の各氏である。

アメリカを飛行中にヨーロッパで第二次世界大戦が勃発したので英独仏には行かず、地中海を東航しローマを経由して帰途についたものである。

使用機は海軍の96式陸攻を長距離飛行用に改装したもので、三菱双発輸送機「ニッポン号」と命名された。
機体符字は「J−BACI」であった。


Comment on "ニッポン号世界一周大飛行に出発"

"ニッポン号世界一周大飛行に出発"へのコメントはまだありません。