2011年11月24日

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標的射撃専用銃を持っていたことがある

Feinwerkbau_1.jpg

もう時効になったから書いても良いであろう。

二十数年前、オリンピックの射撃選手が使うような標的射撃専用銃を所持していたことがある。

ファインベルクバウ600型というサイドレバー式ポンプ銃であった。

名古屋に単身赴任するときも持って行き、所轄署に届けていたが現地で自分のものを使うことはなかった。
いまはどうか判らないが、当時名古屋市内には5箇所くらい射撃場があり、それぞれに道具を貸してくれたからである。

どうして国際競技の選手の持つようなものを所持していたかというと、この競技は「成績を金で買う」ようなところがあった。
要するに、高価なものの方が精度が良いのである。

ときどき行っていた射撃場の貸銃はファインベルクバウ150型であった。

ところが、精度に関わるのは装備だけではない。弾もそうであった。
射撃場では道具は貸してくれ、弾は一皿10発で呉れる。
安いものではとんでもないところに飛んで行ってしまう。
標的は同心円で、中心の10点は直径わずか0.5ミリである。
競技用エアライフルの距離は10メートルである。
国体などでも60発600点という成績が出るので10点を小さくしていったが、印刷可能なギリギリまで小さくしても弾の直径は4.5ミリあるのであまり意味はない。
素人でも6〜7点には収まると思う。
それが、粗悪なものを使うとターゲットに収まらず、飛び出してしまう。

仕方がないので、ポケットに自分の弾を持っていって、それを使っていた。

使用説明書の下に「028865」とあるのが固有番号である。

あまりに所轄の管理が厳しいので手放してしまった。

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