2013年01月21日

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長崎港の「飛鳥Ⅱ」

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H氏から写真付きのメールを貰った。

ご夫婦で横浜から薩摩の南を通って長崎までクルーズされたのである。

クルーズ船「飛鳥Ⅱ」は、長崎造船所の第2000番船として建造され、進水時に「クリスタル・ハーモニー」と命名されて、ロサンゼルスのクリスタル・クルーズ社の1番船として竣工した。

三菱長崎造船所は、軍艦も商船も著名な船には船番にラウンドナンバーを用いていた。
例えば第400番船は巡洋艦「青葉」、第600番船は巡洋艦「利根」、第650番船は近海郵船の台湾航路貨客船「富士丸」、第750番船は日本郵船の大型客船「新田丸」、第800番船は戦艦「武蔵」、第900番船は日本郵船の「橿原丸」のように・・。

「クリスタル・ハーモニー」が就航したとき、世界でどんな評価が下されるだろうと関係者は気を揉んだが、「C.ハーモニー」は「クィーン・エリザベス(グリルクラス:90.9)」を越える評価(91.3)を貰った。
何れも5スタープラスのランキングである。

「クリスタル・ハーモニー」のあと、郵船クルーズ向けに建造した「飛鳥」は第2050番船で、5スター(88.1)シップとしてデビューした。

「飛鳥」を欧州に売船したあと、「クリスタル・ハーモニー」を「飛鳥Ⅱ」と改名し、内装も日本人むけに改装したが、もう船齢も20年を越えている。

長崎は同船誕生の地であり、長崎造船所を背景にした勇姿は格別である。

H氏にお礼の返信をしなければ・・・。


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