2013年02月02日

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寄せ書き日の丸返還運動”OBON2015”

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郵便受けに合衆国からのエアメールが来ていた。

発信地はワシントン州のナセルという小さな町である。

開封して判った発信人は1999年に「クリスタル・シンフォニー」で英国諸島巡りのクルーズに乗船したとき、同船に乗務していたケイコさんであった。

その手紙によると、ケイコさんの祖父は応召してビルマで戦死された。
ケイコさんのお母さんも幼少の頃のことで父親の記憶もないという。

戦後62年が経過してお祖父さんの「寄せ書き日の丸」が届けられたときの家族の驚きと喜びは如何ばかりであったろう。

連合軍兵士に戦利品として持ち去られた「寄せ書き日の丸」は何千枚も何万枚にも及ぶが、その持ち主も高齢のため失われることも懸念される。

歴史家であるケイコさんのご主人共々、「寄せ書き日の丸」返還運動を始めたということである。

このお盆までに「寄せ書き日の丸」が家族のもとに還れるように、このプロジェクトは「OBON2015」と名付けられた。

私たちも、少しでもお役に立ちたいと思っている。


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