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鼻頭街

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戦前の淡水線には木材業社、施合発の引き込み線があった。

そこから竹圍寄りに、マングローブに接してやや河に張り出した地形となっていた。

そこは鼻頭村と呼ばれ、黄東茂氏の豪邸があった。

岡の上にあった華麗な邸宅は、中世紀風の2階建て洋館で、テニスコート、プール、自家用車などカリフォルニアにあったアメリカの新聞王ハーストの邸宅「ザナドゥ」の淡水版を思わせるもののようであったらしい。

しかし、日本統治時代に黄氏の邸宅は移転させられ、その跡地に測候所や水上機の基地が設けられ、鼻頭村はなくなった。

いま、MRT淡水車站の地下に設けられた道路に鼻頭街の名が復活している。

地図で見ると中正東路と學府路の交差点からMRT線の方向に鼻頭街と表記してあり、駅のプラットホームに平行な地下道となっている。


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2011年07月14日 11:55に投稿されたエントリーのページです。

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