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淡水古蹟博物館

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淡水には古蹟博物館がある。

新北市淡水区の管理運営する博物館であるが、紅毛城・旧英国領事館・滬尾砲臺・小白宮を含む博物館である。

紅毛城と旧英国領事館は同一区画にあるが、小白宮はその近くの砲臺埔にあり、滬尾旧砲臺は油車口と離れているのに合わせて一つの博物館として運営されている。

紅毛城は1628年にスペインによって建設され、その後オランダ、イギリスが補修しながら維持していたが戦後台湾によって管理されている。

小白宮は、清朝時代に天津条約により開港された淡水港の税関業務をイギリスに委ね、その税務官の官邸として1876年に建設されたものである。
このほか幾つか建屋があったが荒廃し解体されている。

滬尾砲臺は清仏戦争(清法戦争)でフランス軍に上陸されたため、ドイツから工兵大尉を招聘して1889年に構築されたものである。
幸いにして実戦に使用されずに現存している。

英国領事館は紅毛城一帯をオランダから引き継いだイギリスが1891年に建設されたもので、大東亜戦争によりイギリス領事は引き揚げたが戦後もイギリス領事館として用いられていた。

私は小白宮を傍から眺めたことはあるが、ここには入ったことがない。
小さなホワイトハウスという名の通り高台に建つ美しい建物である。


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2011年07月25日 15:37に投稿されたエントリーのページです。

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