2006年01月27日

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氷川丸存続

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昨日、もう出る頃と書店に雑誌「世界の艦船」3月号を探しに行ったら積んであった。
通巻655号と言うのは凄い。
来年は創刊50年を迎える(最近は年間3〜4回増刊号を出すので通巻号数は多い)。

創刊の1957年は日本の新造船建造量が英国を抜いて世界一になった年だと記憶している。

しかし、創刊号で紹介されている新造船は三菱長崎造船所で建造された三菱海運の貨物船「かれどにあ丸」(7552総トン:DW11500トン)、名古屋造船建造の東邦海運の船尾機関貨物船「天山丸」(8750総トン:DW12600トン)、三菱長崎造船所建造の防衛庁向け甲型警備艦「あやなみ」(基準排水量1700トン)、と同じ造船所で建造された乙型駆潜艇「はやぶさ」(基準排水量380トン)といまから見るとささやかなものであった。

最新号(通巻655号)の本文記事では「英保存船『グレート・ブリテン』見学記」が写真も多く面白そうである。

内外商船ニュースに氷川丸保存の記事が載っていた。
運営会社「氷川丸マリンタワー」の経営難から存続が危ぶまれていた保存船「氷川丸」(1930年竣工、横浜市指定文化財)とマリンタワー(1961年建造)が保存されることになったようである。
「氷川丸」は日本郵船が引き取りを表明し、横浜市はマリンタワーの保存に向けて検討すると発表した。

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カウンタースターンを眺めていてイタリアの短命の客船「レックス」(1932年竣工)もカウンタースターンであったことを思い出した。

この記事で気が付いたが「氷川丸」の竣工は「オイローパ」と同じ年であった。
「ロングビーチ」で余生を送っている「クィーン・メリー」より数年先輩であったのだとあらためて思ったことである。


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