(旧)紺碧の海

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（ブレーメンとオイローパ：１５） オイローパのメニュー（２）

• bremen
• 15:55
• カテゴリー:ﾌﾞﾚｰﾒﾝとｵｲﾛｰﾊﾟ

１９３７年２月７日、祝祭ディナーのメニューである。

２月５日のメニューと同様、ツーリストクラスのものである。
同様に左のページにはドイツ語、右ページには英語で印刷されている。

表示の絵柄は、１８５７年２月２０日創業の同社の設立者である船主 ヘルマン・ハインリヒ・マイアーと設立時の支配人エリューセンマンの肖像を中心に、創業時の２６７４総トンの機帆船を上に、下には最新鋭の「ブレーメン（Ⅳ）」が描かれた素晴らしいものである。

Ｈ．Ｈ．マイアーは１８０９年生まれであるから、北ドイツロイドを設立したとき４０歳代であった。
９０歳近くまで長寿を全うした。
しかし、設立時の支配人は２人が相次いで亡くなり、１８７７年にＪ．Ｇ．ローマンを３代目の支配人に指名している。

上に描かれている機帆船はイギリスに発注し１８５８年に竣工した４隻（Bremen(Ⅰ),Newyork,Hudon,Weser(Ⅰ)）のうちの１隻であるが、新旧を比較する意味でおそらく「ブレーメン(Ⅰ)」であろう。
下の５万総トン級は上に「ブレーメン」と書いたが、上部構造の後端の形状から何となくそう思ったのである。