2006年10月11日

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(飛行艇の時代:68) ショートGクラス「ゴールデン・ハインド」

Golden_Hind.jpg

ショート・ブラザーズ社の「エンパイア」クラスは近代的飛行艇の傑作で、これを設計したアーサー・グージ氏には後年その功績によってサーの称号が与えられている。

「C」で始まる固有艇名をつけていたのでCクラスと呼ばれていたエンパイアには、S23(31艇)、S30(9艇)、S33(2艇)があったが、これをベースに航続距離を3000マイルに伸ばしたS26型が開発された。

写真の「ゴールデン・ハインド」はその第1号艇で、1939年7月に初飛行を行っている。

2号艇「グレンビル」は後に「ゴールデン・フリース」、3号艇「グレナディア」は「ゴールデン・ホーン」に改名された。
艇名から「Gクラス」と呼ばれていた3艇の長距離郵便飛行艇は世界大戦の激化により英空軍に徴用されその航続距離を生かして偵察機として使用された。

写真は同朋社刊「週刊エアクラフト」1巻6号(1988年11月15日発行)から転載した。

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