2007年04月03日

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(飛行船:292) ツェッペリンアルバム(写真:第170回) 写真259 −戦列艦「シュレージエン」−

Bild259.jpg
[259枚目:戦列艦「シュレージェン」]

当時は、後に戦艦と呼ばれる主力艦を戦列艦( Linienschiff )と呼んでいた。

この「シュレージェン」は1903/1904年度の予算で建造された「ドイッチュラント」級戦艦5隻のうちの1隻であった。

同型艦は「ドイッチュラント(ゲルマニア造船所建造)」「ハノーファ(ヴィルヘルムスハーフェン工廠建造)」「ポンメルン(フルカン社建造)」「シュレスヴィッヒ・ホルスタイン(ゲルマニア造船所建造)」である。

シーヒャウ社で建造され、建造中の仮称艦名は「R」と呼ばれていた。
常備排水量13191トン、28cm連装砲2基、17cm単装砲14基、45cm水中魚雷発射管6門のほか8.8cm単装砲、37mm機関砲などを装備し、装甲は水線部240mm、速力18ノット、航続距離は12ノットで4800浬であった。

1906年5月28日進水し、1908年5月5日に竣工している。

第一次大戦を生き延び、戦後も保有を認められ1926/7年にヴィルヘルムスハーフェンで改装され、その際1,2番煙突をまとめて2本煙突になった。

1939年9月1日に「シュレスヴィッヒ・ホルスタイン」と共にダンチッヒ近郊のポーランド軍要塞を砲撃し、第2次大戦最初の火蓋を切った艦として知られている。

この写真で3本であった煙突が2本にまとめられていることが視認出来る。


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