2008年06月26日

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雑誌「世界の艦船」8月号

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海人社刊の月刊雑誌の発売日は、前々月の25日であるが地方では26日に店頭に並ぶ。
8月号は特集・空母比較論となっている。
本文を見ると「日米英三国空母を比較する」と題して、建造中の巡洋戦艦から改造した空母、赤城・レキシントン・カレイジャスを比較したり、イラストリアス・翔鶴・エセックスを代表に標準艦隊空母を較べたり、オーダシティ・ロングアイランド・大鷹を取りあげて商船を改造した護衛空母を比較した記事が展開されていたが、それぞれの国情、空母に期待するものも違うし、個艦毎にその設計の狙いが異なっている(船舶の設計に限らず、デザイン・フィロソフィーとかデザイン・ポリシーと言われる)ので数字や図面を比較してもあまり意味がないと思った。

ニュースではRCI(ロイヤル・カリビアン・インターナショナル)が建造中の22万総トンシリーズの1番船の船台上の写真が載っていた。
クルーズ船は3万〜5万トン程度が良い。
ただで招待されても、何千人も一緒に乗る大きなティッシュボックス型のクルーズ船には興味がない。
この点では、もうすぐドバイで浮きホテルになるというクィーン・エリザベス2は船らしい船であった。
4デッキや5デッキのキャビンは舷側から舷側まで5列にも6列にもなっているところがあり、迷路のようで面白かった。
ただし、船として走っているから楽しいのであって、繋いでしまったら詰まらないだろうと思う。

創刊して半世紀経ってやっと始めた「港で働く船」は非常に地味である。今回は入港した船舶から廃油を回収する集油船を取りあげている。

書評のページには海文堂刊、竹野弘之著「ドキュメント豪華客船の悲劇」が取りあげられていた。
これは読み応えのある本である。

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