2008年08月25日

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羽田飛行場開港

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1931年8月25日に羽田飛行場が開港した。

「グラーフ・ツェッペリン」が霞ヶ浦に来訪したときはまだ、羽田は埋立工事をしていたのであろう。

羽田飛行場の開港に先だって、旅客機を定期運航するために、ツェッペリンの来訪した1929年日本航空輸送株式会社が設立された。

上掲ポスターの下端には、東京・大阪・福岡・蔚山・京城・平壌・大連とコースに沿った飛行場が示されている。
この大連までの路線は準国内線扱いであった。

搭乗案内には「服装は普通のままで結構です。飛行機には大抵化粧室の設備がありますが、ないものもありますから、ご搭乗前に御用を済ませておいて下さい」とあったという。
ポスターのフォッカー機のステップに乗っている人は和服である。

しかし、ブルーバックス「この日なんの日、科学366日事典」によると、8月25日に羽田から大連までの便に乗ったのは人間ではなく、約6千匹のスズムシ、マツムシだったそうである。

ポスターはイカロス出版の「のりもの選書15:伝説のエアライン・ポスター・アート」から転載した。

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