2008年09月26日

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雑誌2題

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26日なので近くの書店に雑誌「世界の艦船」を買いに行った。

このところ、一時の勢いがなく、古い写真では香港に第一艦隊が入港したときにビクトリアピークから見下ろした写真と日露戦争の連合艦隊旗艦であった三笠のシベリア出兵時の写真が珍しいくらいで、記事ではニューヨーク市の原子力艦船入港規制で、ニューヨーク・フリート・ウィークに空母が訪問することがなくなったという記事程度である。

第一艦隊香港入港の写真は軽巡天龍とインド洋海戦で機動部隊に攻撃され沈没した英空母ハーミスが和やかな雰囲気で写っている。
セイロン沖でハーミスを攻撃した九九式艦爆の命中率は8割を越えていたという(37/45)。
それにしても、飛行船グラーフ・ツェッペリンが竣工した1928年に撮影された香港は高層ビルもなく別の世界のようである。

三笠の方は6葉の珍しい写真特集である。
こちらはシベリア出兵の際、沿海州方面で1921年に撮影されたものらしい。
撮影場所が判らないのは致し方ないこととしても、大型写真を載せたこの項で、年号を大正に限定しているのは不親切だと思う。
明治・大正・昭和でも皇紀紀元で書く場合でも西暦併記は当然のことであろう。
ちなみに三笠は同年9月に戦艦から海防艦に艦種を変更されている。

ニューヨークの入港規制に関しては何だか馬鹿にしていると感じないわけには行かない。自分たちが信頼できずニューヨーク市が入港を禁止している原子力空母が昨日東京湾に入港し、ここを基地として配備されたと今朝の朝刊1面に写真入りで紹介されているのである。

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書店に行ったついでに航空情報も買ってみた。

50年も前は唯一と言っても良い権威ある雑誌であったがその内容には少々がっかりした。

大きな折込のイラストや10頁にもおよぶプラモデル関連記事は読者が本当に求めているものなのか非常に疑問を感じる。

これで定価1350円は高いと思う。


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