2009年07月05日

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「クィーン・エリザベス2:イギリスで最も偉大なライナー」

QE2greatestliner_1.jpg

新しい書籍が届いた。
クィーン・エリザベス2の本である。

クィーン・エリザベス2の本はこれで何冊目だろう。
同船のショップで、父親が初代船長を務めたロナルド・ワーウィック船長のサイン本も購入した。
鉄の女宰相と言われたマーガレット・サッチャーの娘である写真家キャロル・サッチャーが著者に名を連ねた本もここにある。

しかし、この本もそれだけの価値のある本である。
エジンバラ公がまえがきを書いているこの本はクィーン・エリザベス2がドバイへの最終航海に出航するのを待って発行されたという。

クィーン・エリザベス2は、普通のクルーズ船とは違っていた。
晩年はクルーズ船として運航されていたが、後に建造されたクィーン・メリー2やクィーン・ヴィクトリアは完全なクルーズ船として設計・建造されたがクィーン・エリザベス2はクルーズも考慮された大西洋定期客船であった。
あの迷路のような4デッキ・5デッキのキャビン配置や、うっかり乗ると行きたいデッキに行き着けないリフト、それに専用のカクテルバーを通らなくてはたどり着けないグリルなどまさに最後のパッセンジャー・ライナーであった。

ロナルド・ワーウィック船長が、建造中のクィーン・メリー2の艤装員長に赴任するために本船を下船した最後の航海にも乗船したが、そのときは船側の都合でクィーンズグリルクラスのキャビンであったことを思い出す。

QE2greatestliner_3.jpg

これが、巻末に添付されているマン島の記念切手である。
未消印の切手も5片ついている。

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6月22日に載せた最後の大西洋横断航行記念カバーもマン島の切手であったが、そのときの切手と違って今回は航行中のクィーン・エリザベス2が主役である。

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