2009年08月01日

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大西洋上で反航する客船「ブレーメン」と「グラーフ・ツェッペリン」

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両大戦間の時代は、客船と飛行船と飛行艇が競合していた実に良い時代であった。

DELAGのザムト船長の著書によれば、飛行船が近くを航行すると知った客船から「うまくこちらへ舵を取って、乗船客によく見えるようにして欲しい。」などと無線で要請を受けて高度を50〜100メートル程度に下げて航行したという。

この写真はアーノルド・クルダスの「高速汽船ブレーメンとオイローパ」から転載したものであるが、航行中の客船は「ブレーメン」である。
非常によく似た姉妹船であるが、客船として初めて採用した上部構造前部曲面の窓の配置から「ブレーメン」と判る。

ブレーメンは、ブルーリボンを勝ち得た高速客船であったが、中心線上にカタパルトを設け、本船入港の半日前に郵便物と急ぎの乗客を目的港に届けていた。


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