(旧)紺碧の海

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「世界の艦船１２月号：通巻７１５号」

• bremen
• 15:14
• カテゴリー:船橋当直日誌

ちょっと遅くなったが、世界の艦船１２月号である。

通常号であるが、特集は日米空母：太平洋の戦い」である。
現在、新規に空母を建設しようとしているのは中国くらいで、大海軍同士の洋上戦の可能性は殆どないと思われ、今更本格的空母を取り上げても如何かと思われる。
十数ページにわたって日米空母の写真が続く。

スクープにはインド海軍の新型駆逐艦が取り上げられている。
１ページから３ページにかけて進水写真や公試中の側面写真が載っている。

同号には「紀元２６００年特別観艦式」の写真が４ページ、モンテヴィデオ沖で自沈した「アドミラル・グラーフ・シュペー」の写真が２ページ掲載されている。

本文記事はミリタリーライター複数名による「太平洋の戦い」が載っているが、機動部隊がコロンボ、ツリンコマリなどセイロンを襲ったインド洋の海戦も含まれている。

本文記事でよかったのは、長々と続いたソ連／ロシア巡洋艦建造史がやっと本号で終わったことである。
技術的にも歴史的にも興味を惹かない連載であった。

新年号は米海軍特集と予告されているが、２１年度観艦式と、先日起きた関門海峡衝突事故が取り上げられるであろう。