2010年01月29日

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第一次南極観測隊「昭和基地」設営(1957年)

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月刊雑誌「世界の艦船」3月号(通巻721号)である。

同誌のカラー頁に『砕氷艦「しらせ」南極に到着!』という記事が載っていた。

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『去る12月18日、南極昭和基地に向けて初航海中の砕氷艦”しらせ”(満載排水量12,800トン)が、同基地まで約70キロの定着氷縁に到着し、空輸を開始した。ここに掲げた写真は、衛星通信システムを通じて”しらせ”から防衛省に送られてきたもので、通信容量の都合で画質的にアラが目立つが、南極からの貴重な映像である。なお、”しらせ”は1月上旬、昭和基地沖に接岸の予定である。』とある。

この写真は同艦搭載のCH-101輸送ヘリコプターから空撮したものであるという。

1957年1月29日に、海上保安庁の観測船「宗谷」から上陸した第一次南極観測隊によって、リュッツホルム湾東岸部のオングル島に本格的南極観測基地が開設され、昭和基地と名付けられた。

1912年1月28日には、204トンの「開南丸」で南極探検に赴いた白瀬中尉が南緯80度5分、西経156度37分の地点に達し日章旗を掲げて、そこを大和雪原と命名している。
ちなみに「開南丸」が日本を出発したのは1910年1月29日であった。

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