2010年01月30日

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インターネットに感謝(調査結果の公表と質疑)

lz129-main-rings.jpg

インターネットが普及している今日、文献や調査対象の検索は非常に容易になった。
また、自分の研究や創作の成果を発表することも容易になった。

具体的事物の検索だけでなく、かつては手に入りにくかった古書も新刊も入手可能となった。

しかし、これらには出版物のような検証や校正の機構がない場合が多く発表し放し、書きっぱなしで、禄に見直しもしないものもあり、FEPの誤変換まで放置されているものがある。
その記載内容については必ずチェックが必要である。

このブログでも航洋船舶、飛行艇、飛行船など、ここ数十年の長距離航行機関のことなど様々なことを書き綴っている。
その記載内容が縁となって時空を超えて地球の裏側と人と情報や意見の交換が出来たときは嬉しいものであるが、往時の調査事項の内容について疑問を指摘して貰ったことはこれまで殆どなかった。

ところが、このほど前世紀の硬式飛行船に関する間違いを指摘して貰った。

2008年11月25日にアップした「飛行船四方山話(20)」でLZ129:ヒンデンブルクの断面形状を32角形としていたが、実際には36角形であった。
側面図も断面図も見ているが、ブルックスの著書に縦通材32本と記載されていたものを確認せずに転記したものであった。
何度も見ているのに自分では間違いないと思いこんでいたのである。

有り難いことである。
見てくれている人が居ると思うことで謙虚に、より注意深く見直して行こうと思う。

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