2011年06月01日

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基町・八丁堀・鉄砲町・上流川・幟町(戦後の広島:9)

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この写真も明田弘司著「百二十八枚の広島(南々社、2009年)」に掲載されているものである(昭和31年撮影)。

二葉山裏の牛田との間を流れる京橋川上空から撮影されたものと思われる。

右辺中央から左上端に至る道路には広島電鉄白島線が走っている。

この白島線から西(画面:右上)が基町である。
右上には木造市営住宅も見える。
右上から左辺中央に通っている道は道路幅30メートルで当時「30メートル道路」と呼ばれていた、栴檀並木の城南通りである。

この通りを西(図上右)から歩いて来て右手(南)に曲がると幟町小学校である。

戦前はもっと南にあったが、新しい校地に木造2階建ての校舎が出来たので学童たちで机を持って移動した。
ここに転校して間もなくのことであった。

並木通りの北側には女学院の高等学校と中学校があった。

そこから更に北(図の右下)に行くと通称、浅野の泉庭と呼ばれていた「縮景園」が見える。
写真では未だ再建されていないが正門正面には後年茶室が再建された。
縮景園前の通りが白島線と出会う角には現在、広島県営美術館が建っている。
東に行けば広島市長の官舎があり、突き当たりは幟町中学校である。

いま白島線にはアーバンビューグランドタワーなど高層ビルが並んでいる。

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