2005年08月23日

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ダンス教習メモ(0)

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ある時、船に乗ってドレスコードが「フォーマル」の日に、ラウンジのショウが終わってダンスタイムになった。

ブランディ・ソーダを飲みながら人の踊るダンスを見ていると、見覚えのあるクルーズスタッフのチヨコさんが私の前に立って「お願いします。」と微笑んだ。

そのときはちょっとびっくりしたが、とりあえず立ち上がって「申し訳ありません。ダンスの心得がありません。明日の昼にダンスレッスンで教えて貰いますから、明日一曲お願いします。」と辞退したのである。

こんなときに、こんなところでタキシードを着用して座っているのであれば、ダンスくらいわきまえておかないといけないと思った。

それがダンスを習うことした動機である。

帰宅してしばらく経って市内のビルのあるフロアで開催されている某文化教室のダンスレッスンを見学した。

そこで挨拶した人の良さそうな中肉中背の人物が某ダンス教室の経営者であった。

「とりあえず踊れるようになるのにどのくらい掛かりますか?」と聞くと「歩ける人は誰でも踊れますから」と言われて2〜3回もレッスンを受ければ何とかなると思ったものである。

これが大きな間違いであった。

数年前のことである。

グループレッスンや団体レッスンもあったが、時間帯が固定されており仕事を持つ身では欠席することもあろうし、初心者がしばしば欠席しては継続できないだろうと考えて、短期間でもあるし個人レッスンをお願いすることにした。

こうしてダンスとのつきあいが始まったのである。

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