2005年08月30日

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(客船のメニュー:10) P&O AURORA(2001/3/9)

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この日の朝、「オーロラ」は九龍と香港の間の狭い水路を微速前進していた。

島影から姿を現した高層建築群は異常に高く、何か不安を感じさせる。

香港は土地が狭いので、低所得の人達の住むアパートも超高層である。

ログブックに寄れば 0848に船長のスタンバイ号令で接岸準備完了、0853導入水路へ進入、0916港内パイロット乗船、1022最初の繋留索結索、1036接岸完了とある。

昨日の遭難船救助活動で午前8時の入港予定が2時間半遅れたのである。

昨日の遭難で海に投げ出された乗組員は19名、「オーロラ」が3名救助し生存者2名、他船が7名を救助したらしい。

この救難活動で右舷のプロペラに何かが絡まってロスタイムを回復できなかったのである。

我々は本船がチャーターしたバスで駆け足観光に出掛けた。

アバディーンの水上レストランで昼食をとったが、ほかのテーブルはもう食べ始めているのにウェイターは何回も我々のテーブルの人数を確認してやっとありついたメニューは珍しいものが出た。

テーブルの誰かが「どこかで食べたような気がする。そうだ。カップヌードルだ。」と言った。

「オーロラ」が我々の食事を予約するときに予算を値切ったのであろう。

本船に帰ってからディナーのメニューはまともだった。

◎前菜
 サバの薫製、パン添え
 チーズのムース、セロリとりんごのサラダ
 アスパラガスとゆで卵、オレンジマヨネーズ添え

◎スープ
 トマトとポテトのクリームスープ
 野菜の細切り入りチキンコンソメ

◎主菜
 胡椒のきいたチョウチンアンコウ、スイカのグリル添え
 洋ネギとトリュフ詰めチキン胸肉、レモンソース
 鹿肉入りの煮物、チョコレート風味
 杏などの詰め物入りポーク
 ブロッコリーとチーズのキッシュ(パイ風)

◎デザート
 フルーツ入りプディング、カスタードクリームかけ
 コーヒーパフェ
 冷製ラズベリー入りスフレ
 スモモのシロップ漬け
 アイスクリーム各種(バニラ・チョコレート・メイプルシロップ&胡桃・・・)
 ブラックカラントのシャーベット

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今日のメニュー表紙は香港の水彩画であった。

やはり、ジャンクとスターフェリーを描かないと香港らしく見えない。
背景はビクトリアピークである。

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