2006年01月21日

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(船舶の絵葉書:12) ロイヤル バイキング サン

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ロイヤル・バイキング・ライン時代の「ロイヤル・バイキング・サン」である。
以降に建造され、あるいは改装されたクルーズ船に多かれ少なかれ影響を与えたと言われている。

10年前は自他共に認めるクルーズ船の世界最高峰で、ベルリッツ刊D.ワード著「クルーズとクルーズ船(1995年版)」ではランキングのトップであった。

この版では「シルバークラウド」など8隻のファイブスターシップの前に、この「ロイヤル・バイキング・サン」「ロイヤル・バイキング・クィーン」(以上ロイヤル・バイキング・ライン)「シー・ゴッデスⅠ」「シー・ゴッデスⅡ」(以上キュナード)「シーボーン・プライド」「シーボーン・スピリット」(以上シーボーン・クルーズ・ライン)「クィーン・エリザベス2(グリル・クラス)」(キュナード)「クリスタル・ハーモニー」(クリスタル・クルーズ)「オイローパ」(ハパグ・ロイド・クルーズ)「サガフィヨルド」「ビスタフィヨルド」(以上キュナード)の11隻が『ファイブスタープラス』と評価されていた。

まだ「クリスタル・シンフォニー」は誕生しておらず、「サガフィヨルド」「ビスタフィヨルド」は既にキュナードの傘下に入っていた。
そのとき、最大の船は「フランス」の後身「ノルウェー(76069総トン)」であった。

ちなみに「クィーン・エリザベス2」のファーストクラスは4スタープラス、トランスアトランティッククラスは4スターであった。

4万総トン弱で大きな船ではないが堂々とした風格のある船容で、近くに寄港したときは眺めに行ったものである。

「ロイヤル・バイキング・サン」はその後、キュナードフリートに組み込まれていたが、いまはホランド・アメリカ・ラインの「プリンセンダム」として活躍している。

何時だったか、シンガポールのクルーズセンターに寄港しているときに偶然再会した。
塗装を変え、船名を変えると随分イメージが変わるものであると感じたものである。


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