2006年09月10日

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(飛行船:100) 『ツェッペリンの伝説』まえがき(2)

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H.G.Knaeusel著「Mythos Zeppelin」まえがき(続き)

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そのような巨大な飛行船であれば大量の乗客を輸送できる筈であるという前提からいつも出発するために、乗客数に関する想像は似たり寄ったりの冒険的なまでに大胆な予測を立てることになる。

事実は驚きを引き起こす。すなわち、航洋汽船とほぼ同じ大きさである「LZ127」は乗組員以外にはちょうど20人の乗客のためのスペースしかなく、また「LZ127」のおよそ倍の大きさの「LZ129」では1日以上飛行する際は50人の乗客しか乗せることが出来なかったのである。

(続く)

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LZ-129「ヒンデンブルク」のシルエットを北ドイツロイドのブルーリボンホルダー「ブレーメン」と比較してみた。

「ブレーメン」は総トン数51656トン、乗客定員は2200名(1等800名、2等500名、ツーリストクラス300名、3等600名)で処女航海の西航で、シェルブール・ニューヨーク間を4日17時間42分で、東航ではニューヨーク・プリマス間を4日14時間30分で走りキュナードのモレタニアが20年保持してきたブルーリボンをドイツに奪還した。

その下に描いたボーイング747ジャンボジェットでさえ500名以上の乗客を乗せることが出来る。

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