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淡水から広島までの一千浬(19)

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この写真は、明田弘司著「昭和20年代→30年代:128枚の広島」(南々堂:2009年刊)から転載した「空から見た縮景園と白島通り」である。

1956(昭和31)年に撮影されたものであるが、中央左よりの2区画の校地は広島女学院の中学校と高校であり、その左上に幟町小学校の校舎とグランドが見える。

その西南角にはNHKの広島放送局があった。
NHKが後年平和大通りに移転したあとはデパートの商品倉庫として使われていた。

右上には基町の市営住宅が見える。

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この写真は上掲書に掲載されていた繁華街、八丁堀から西北を望んだものである(1952年、福屋百貨店屋上から)。

福屋デパートの上層部は貸事務所になっていたが1階、2階から順次売り場を広げていた。

幹線道路の相生通りにはまだ民家が居座っている。
路面電車の軌道を順次北寄りに移設している最中である。
中央に見えるバス乗り場は、郊外線バスの乗り場であった。

その向こうの広場は広島県庁の庁舎建設予定地である。
広島市民病院が出来て間もない頃である。

この頃未だ、写真の手前枠外には八丁堀という地名の由来である外堀の隅櫓の石垣が残っていた。

今は商用ビルの建ち並ぶ市街地になって当時の面影を偲ぶ縁も残っていない。

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2012年01月22日 22:49に投稿されたエントリーのページです。

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